本籍地と住所の違いとは?

簡潔にいうと、

「本籍地」は戸籍が保管されている場所、

「住所」は住んでいる場所です。

明治頃までは、本籍=住所が一般的だったため、表記は似ています。しかし、住所は住んでいる建物につけられるのに対し、本籍は土地の番号や住所の区域を指すものです。

〔例1〕 本籍: 沖縄県那覇市久茂地1234番地

     住所: 沖縄県那覇市久茂地1234番地3

本籍地と現住所が全く異なる場所に存在する場合もあります。そのため、本籍地が住所と同じ場所である義務はありませんし、かといって無関係な場所にする必要もありません。

〔例2〕 本籍: 沖縄県沖縄市美里七丁目65番

     住所: 東京都渋谷区円山町八丁目9番10号

それでは結婚した場合はどうでしょうか。

これもよくある質問ですが、日本人同士の婚姻の場合、夫と妻の本籍地は同じものとなります。なぜなら、妻が父または母の戸籍から除籍し、夫の戸籍に入籍するからです。夫の戸籍に載る=絶対同じ本籍となるということになります。

外国人の場合は少し異なります。夫が日本人の場合は、あまり変わりありません。夫が父または母の戸籍から除籍し、夫を筆頭者とする戸籍が新しく作られます。妻が日本人の場合は、外国人である夫に戸籍が存在しませんので、父または母の戸籍から除籍後、妻を筆頭者とした戸籍が新しく作られます。外国人は日本の本籍を持ちませんので、実質上は夫婦別々の籍を有します。(外国人には「国籍」の表示がなされます。)

婚姻時に夫婦の新しい本籍を設定することもできます。それ以外にも、本籍は役所に届け出ることでいつでも変更できます。

実際、役所で行う手続きのほとんどは住民登録している(住民票がある)役所にて行うことができますので、本籍地と住所が違うからという理由で困ることは少ないです。

本籍地でしか発行されない文書は、「戸籍謄本」や「戸籍抄本」です。遠方にいる方や役所に足を運ぶのが難しい方は郵送請求や家族に頼むこともできますが、やはり直接行くよりも時間を要しますので、利便性を考えて本籍地を住所地に異動する方もいます。

また、婚姻・子の出生・養子縁組・離婚など、戸籍に関する手続きは住所のある役所でできますが、その役所が本籍地の役所に連絡して戸籍を更新してもらうため、最新版の戸籍にアップデートされるまでに時間を要します。(当社における過去のお客様方によると平均で1週間、最長で1ヶ月かかった役所もありました。)

必要書類として提出を求められることが多い戸籍謄本・抄本ですので、時間に余裕をもって手続きに取り掛かるか、心配な方は最寄りの役所で全ての手続きが行われるよう本籍地を住所地に異動するのも選択肢の一つです。

私はデビット・ヒギンズと申します。法的文書から一般的文書、その他各書類等を翻訳しております。日本語と英語を始め、中国語、韓国語、インドネシア語、ポルトガル語、スペイン語などの言語も翻訳いたしております。私のオフィスは、沖縄県北谷町にあります。ご質問やご相談の際はお気軽にお問い合わせ下さい。またオフィスへのお立ち寄りも歓迎しておりますが、営業・配達等でオフィスを留守にすることもある為、お越しの際はご連絡からお願い致します

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